自費出版の種類について >> 自費出版

自費出版という一言で話を進めているが、自費出版を語るうえでは、3種類の出版方法を覚えておくと役立ちる。
「個人出版」
自費出版と言うと、この個人出版を指すのが普通だ。
この方法は、本を製本する費用を全て自分が持つ代わりに、本を出版する上での制約を受けずに、オリジナルの本を製本する事が可能だ。
「共同出版（協力出版）」
名称からも想像できる様に、出版社側も費用の一部を負担してくれる出版方法だ。
ただ全額の費用を負担してくれるものではなく、自分も費用を出す必要がある為、自費出版の一種であると言われている。
共同出版を行なっている業者には「文芸社」がある。
他にも様々な業者が存在するが、総じて「書店に流通する」という事を謳い文句にしている業者が多い様だ。また、新風舎事件などを筆頭に、怪しい業者が多いと噂されるのも共同出版だ。
「企画出版」
この出版方法は、出版社が全ての費用とリスクを負担するという方法だ。
その為、作品の完成度には非常に高レベルなものを求められる。
企画出版の場合は、自分で出す費用はゼロなので自費出版では無いのだが、自費出版の話題では度々取り上げられる言葉なので、覚えておくと良いだろう。